感謝の気持ちを忘れないで・・・PartⅡ
2010年 11月 07日
お持ちになられたY様いわく、明治の頃のもので本来はご近所におまんじゅうなどをふるまう時に使用されるものだそうです。松ぼっくりや葉っぱなどを入れて楽しまれることもあるそうです。素敵ですね。

さて、今回は花器を指定させていただいたので、同じ雰囲気になるかしら・・と思っていたら、それぞれ個性的な仕上がりになりました。
まず、とっても華やかで、話題の尽きないS様です。いらっしゃるだけで空気がパッと明るくなります。お花は小さくキュッとまとめるのがお好きですが、今回は柳を大胆に使われ、大作になりました。

オートクチュールのデザイナーでいらっしゃるI先生は、母と同い年と思えないほどエネルギッシュでお若い!お忙しくて遅れて来られても、あっという間に仕上げてしまいます。アトリエのショーウインドウに飾られるので、ディスプレイとしてお洋服とトータルでイメージがすぐに浮かぶのだと思います。今日は「柳にシフォンをかけたらどうなるかしら」とおっしゃっていました。

今回初めてこのクラスにいらしたS様は、いつも違う雰囲気に圧倒されながらも(笑)負けずに大きなアレンジお作りになりました。葉っぱのようにたわめた柳がかわいいですね。

ところで、あのお鉢はどうなったのでしょうか?
以前に大きな壺をお持ちになり、今日は「湖の前」のイメージで活けます、とおっしゃったこともあるY様はいつも出来上がりのイメージを伝えてくださいます。蓋をもたせかけて鉢からこぼれるように活けられました。
そして柳は写真に収まりきらないほど高く高く、上へ上へと伸びていきました。

こんな風に楽しく時間は過ぎ、たくさん刺激を受けています
小さなお子様がいらっしゃるママたちも通ってくださるようになり、世代、立場を超えてさまざまな方とお付き合いさせていただけることに 感謝の気持ちでいっぱいです。