こだわりと呪縛
2013年 04月 09日
パリスタイルを習い始めてから花材にもイケてるものとイケてないものがあることを知り、そうすると花選びもわかりやすくなったのですが、気がつけば一人がんじがらめになっていました。
昨年パリでヴァンソンのレッスンを受けた時、この花がここにあるなんて!と衝撃を受けたカンパニュラ。しかも甘いピンクのカンパニュラと芍薬とスカビオサとキイチゴの葉で見事にシックなシャンペトルブーケになったときの感動は忘れられません。
勝手な思い込みであまりにも視野が狭くなっていたことを反省しました。
先日市場でこの白いカンパニュラを見つけたときは、一から出直しの気分で手に取りました。
濁りのない白が目を覚ませてくれます。
先週のネオンカラーのブーケも、この花材ありかな…と不安もあったのですが、自分では大満足、そうしたら反響もあり嬉しく思いました。
これだけは というこだわりはそのままに、柔軟な気持ちで花を見つめていきたいと思います。
私事ですが、先週何年かぶりに40度近くの熱を出し数日寝込みました。体中が痛くて考えることといえば悲観的なことばかり。市場で全くお花がないとか、レッスンで大失敗とか見る夢もあまりにもひどくて・・・。でもお花のことしか考えてなかったな。回復とともにつきものが落ちたようにすっきりとしました。もうすっかり元気です!
さあ、春の服に着替えて出かけなくちゃ。